週 末の好天に恵まれた「鞆の浦」を散策。町の入口は古くからの鉄工所が道の両脇に連なり、高度成長期の名残を感じさせる。観光バス駐車場を過ぎると仙酔島が 目前に迫る。大漁旗をたなびかせるイベント船と平成いろは丸が明るい瀬戸内を彩る。歩を進め街角を入れば停車中のボンバスが似合う異空間が広がる。自分が 生まれ育った門前町に似た漆喰壁が微かに匂う界隈。様々な歴史を刻んだからなのか、町を渡る風は少しヒンヤリ感じられた。
それにしても潮待ちの波止に見えたボラは東京湾で見るのより遥かにデカかった。さぞ立派なカラスミの持ち主達なんだろう。