種を問わず馬に触れるのが好き。頬のあたりは毛も柔らかであったかい。走る姿を観に高崎競馬へも行った。経営難から閉鎖された場所も今は再開発話で気色ばんでる。地方の困窮はどこも同じようで昨夜の高知競馬ドキュメントにも存続の光明は観られない。でも、この手の番組を最後まで観てしまうのは主人公がいないから。この春閉鎖された福山競馬から移ってきた6歳馬は高知で無勝。その様子を聞き、育ての親が訪れたけどレース運びは相変わらずで後尾集団に飲まれて最終コーナーに入る。が、そこで観ている育ての親に気付いたのか、鮮やかに大外から捲り出て初勝利を飾る。職を失った自分を逆に応援するかのような走りだったと涙ぐんでいた育ての親。平穏に生活を続けることの難しさ、誰にも約束された明日が無い現実。筋書きの無い日常を淡々と観せてくれる登場者に、今回も教えられたものは大きかった。
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